神戸市中央区の北側には布引の滝や異人館街がそろっており観光地として有名です。
また西にはメリケンパークなどの観光スポットも存在します。
そんな神戸の中央区ですが、駅前にも観光スポットが多数ありますので紹介します。
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生田神社
三宮の観光名所といえばココ!と言われるほど有名なのが生田神社です。
実は1800年以上もの歴史を持つ生田神社。
生田神社は西暦806年に当時の朝廷より、生田神社の為にお供えする家・世話をする家・守る家である神戸(かんべ)44戸をいただいたとあります。
その「かんべ」が「こんべ」となり、現在の「こうべ」となったと伝わっています。
つまり現在伝わっている、港町として世界的に有名な「神戸」(一時期世界一の港町でした)、日本三大夜景にも選ばれたことのある「神戸」の地名は生田神社から生まれました。
そんな生田神社の御利益は安産祈願・恋愛成就・ご縁結び。
その由来は…
生田神社で祀られている神様「稚日女尊(わかひるめのみこと)」。
「稚日女尊」は神様に献上する福を織られる神様です(ちょっとややこしい)。
糸を合わせながら織り成す=人と人との縁を結ぶとつながり、恋愛成就の御利益へとつながります。
また生田は元々「活田」であり、活き活きとした生命力溢れる場所という意味もありました。
そのため近年はアスリートやアーティストの参拝も多く増えています。
三宮センター街
三宮駅から南に進むとすぐ右手に見えてくるのが三宮センター街です。
神戸の市民が買い物をする際に必ず立ち寄ると言ってもいいくらいの繁華街で、
服飾に装飾品、高給販売店に流行の新製品が集まるのがここ、三宮センター街。
またアーケードがあるので天候が良くない雨や雪の日でも手ぶらで歩けます。
これはお買い物がメインになりやすい商店街では一番のメリットですし、アーケードがある商店街は多いですが三宮商店街の特徴はJR三宮駅、また阪神三宮駅・阪急三宮駅・市営地下鉄三宮駅から地下街経由で一度も傘を使わず利用できるのもメリットです。
また商店街に並列して建っているサンプラザ・センタープラザ等にも特徴的なテナントが入っていますし、地下には飲食店がずらり。
古くからやっている個人店がメインですのでほとんどがここでしか味わえないお店。
地下飲食店街は明かりも暗いし狭いしとてもキレイとは言えないお店ばっかり。
しかし味は逸品なお店が多数あります。
外れのないお店の選び方は、古いお店。古くから続いているのはそれだけ客足が何年も途切れていない証拠です。たいがい美味しいです。
ランチだと価格帯が最安値500円〜700円くらいと800円〜1200円くらいの価格帯が多いですね。
花時計と市役所展望ロビー
三宮商店街を右手に見据えたまままっすぐ歩いて行くと見えてくるのが花時計、そして神戸市役所です。
この神戸市役所の前にある花時計は日本で初めて作られた花時計です。
自然の花なので1年に10回近く植え直されていて、その都度デザインが神戸祭りや市内のマスコットキャラクター、季節を表すモノだったりと様々な種類が作られています。
そして隣にある市役所。この市役所の24階にある展望ロビーから見える景色が非常にキレイ。
あいにく私は今まで数回行ったのが全部曇り空という、晴れ男に一切縁がない結果だったんですが、夜は素晴らしい夜景が楽しめました。
南の海側はポートアイランドやメリケンパークが、北の山側からは北野の街並みや六甲山の景色が楽しめます。
晴れていれば紀伊半島まで見えるとか。私は曇り空のときしかしりませんので見た事ないですが。。。
個人的におすすめなのは夜に道路を走る車のライトが流れるように動いているのがキレイですね。
神戸大丸
神戸大丸(大丸神戸店)は「大丸」と言うだけあって百貨店です。
しかし神戸大丸は外観が非常にすばらしく、観光客がよく写真を撮っていたりします。
独特なフォルムは角なのに曲線で丸みを帯びていて、側面の通路はパルテノン神殿とまでは高くないけど太い柱で屋根をささえたエレガントな造りになってます。
そして大丸の周辺は「旧居留地」で高給ブランド店が立ち並び、悔しいといいますかうらやましいと言いますか、常に高級車が停車してます。
たまにフェラーリが爆音ならして通過して行ってますね。
旧居留地は神戸開港時の外国人が住居を構えた場所で、当時を感じる建造物も多く港町を感じれるスポットにもなってます。
またアクセスも簡単でJRもしくは阪神電鉄元町駅の東口改札から南に進むとすぐ到達。
目の前の交差点は人気映画の撮影に使われたりと写真スポットとしても有名です。
この交差点に神戸大丸とともに面しているのが次に紹介する南京町。
神戸の中華街です。
南京町
南京町は神戸市にある中華街。
横浜、長崎と並んで日本の三大中華街に数えられてます。
また「南京町」という独特な名称がついているのも特徴の一つ。
南京町は神戸大丸(大丸神戸店)の真向かいに入り口があるので分かりやすいと思いますが、
中華街っぽい入り口がありすぐに分かります。
また「中華街」のエリアもその入り口があるので分かりやすく、中心地には広場があり雰囲気を充分に感じれるのも特徴ですね。
まっすぐ歩くと出口(?)まで数分で着くのでエリアだけでみると広くはありません。
しかしそのメインロード自体はすべてが中華街を感じる店舗や造り。
横にはいる路地裏や脇道も独特なお店が多く、日本にいるのに異国に居るかのような錯覚に陥るくらいです。まぁ、看板とかにひらがなカタカナありますけどね。
中華料理を食べようと飲食店に入るのも良いですが店先で売っているものを買って食べ歩くのも観光地の雰囲気を味わえるメリットですね。
ちなみに食べ歩きならいったん出口まで見回ってから選ぶのが良いと思います。
「こんなの売ってたんだ!?」ってのがけっこうありますから。
南京町と平行してあるのが元町商店街です。
元町商店街
元町商店街はJR元町駅からJR神戸駅までに平行して続いている商店街です。
実は三宮駅前からある三宮商店街ほぼそのまま元町商店街に繋がりますので、三宮〜元町〜神戸まではショッピングを楽しみながらほとんど徒歩で楽しめるようになってます。
そんな元町商店街ですが、三宮商店街とは違った雰囲気をもっています。
三宮商店街は時計にカバン、書籍など専門店が並んでおり、その他商業ビルも多くのテナントを構えています。
対して元町商店街は、ちょっとコアな感じ。
仏具に茶葉にアンティーク食器など客を選ぶようなお店が多い。
若い方々がアパレルを探しにくるのは向いてないかもしれませんが、掘り出し物がけっこうあったりします。
また古くから有名なケーキ屋さんなども近くにあり、老舗店舗が多数あるのが元町商店街の魅力の一つです。
そんな三宮商店街・元町商店街と三宮〜元町〜神戸の道に並んで繋がっているのが、次に紹介する三宮高架下と元町高架下(モトコー)です。
三宮高架下・モトコー
JR神戸線を支えている高架下は三宮から神戸まで間にある元町駅を経由してショッピング街が続きます。
通路は非常に狭く、大人が2人並んでいっぱい。
だから向こうから人がくると集団で歩いている場合は縦に並んで歩くカタチです。
そんな狭い通路の左右に並んでいる店舗ですが、アパレルも含めて多数のお店が並んでいます。
そしてここも三宮高架下とモトコーとは特色が異なってます。
三宮高架下は大半が服飾系のお店で、なおかつ価格が非常に安い。
派手目の服装やおとなしい系など様々なお店があり、大半の好みのお店がそろっているでしょう。
また個人でやっているお店が多いのでその場で多少の値切り交渉が通りやすい。
雑貨店もあり人通りはいつも多いです。
対してモトコーは、こちらも元町商店街と同様コアなお店が多い。
観光スポットとは言えないのでしょうが、モトコーを進んでいくと元町駅から神戸駅に近づくにつれてシャッター街が増えます。
そして明かりも薄暗く…たぶん日暮れに一人で歩くのは怖いと思います。
ただ、おそらく元町商店街よりも掘り出し物が見つかる可能性があるかもしれません。
古書を扱っているお店や古着屋もあり、中でも有名なのがコンバースの整地とも呼ばれているお店ですね。
店内だけじゃなく向かいの壁にもコンバースがずらり。
コンバース好きにはたまらないスポットとなっています。
三宮神社
三宮神社は「三宮」の地名の由来にもなっている神社で、同じく中央区にある一宮から兵庫区にある七宮神社から再び中央区の八宮神社へと廻る神戸八社巡りが有名です。
海が近く古くから港として栄えていた神戸の地なので航海の安全と商工業の繁栄を守る神として古くから地元に親しまれている神社ですが、実は古い記録がなくいつ創立されたのか不明だそうです。
また都市部のど真ん中にあり、隣にオシャレな店舗があり、その他三方が道路、そしてその回りが大丸も含めてショッピング街と極めてにぎやかな場所にあります。
敷地の広さも生田神社とかと比べてもわかるように広い訳ではありませんが、この神社前で明治元年に外交問題ともなる神戸事件が起きたので歴史に造詣が深い人なら有名な場所でしょう。
最後に
中央区の西、北、中央と観光地を紹介しましたが(南のポートアイランドも)、観光スポットは人によってまったく異なるものだと思っています。
ひょっとしたら三宮駅から新神戸駅までのゆるやかな坂道に魅力を感じる人がいるかもしれませんし、
繁華街よりもっと寺院に魅力を感じる人はここに書いていない場所の方が名所と感じるでしょう。
食事もそうですが、人それぞれ「その人の最高の観光スポット」は異なりますが、探索する際に参考にしていただければ嬉しいです。