昔から秋は豊作を祝って様々なところで秋祭りが開催されます。主に神社近辺ですが。
新年の初詣くらいしか神社に行かない人も多いと思いますが今回はそんな神社での秋祭りをご紹介します。
地元の人からは「長田さん」と慕われている神戸の長田神社(ながたじんじゃ)でも10月に例祭が行われます。
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長田神社の長田まつり
長田まつりは神戸市長田区にある長田神社で行われるお祭りです。
神幸祭(しんこうさい)といって簡単に言うと神様が宿っているお神輿をかついで一方から他方へ、または往復する行事のことです。
伝承によれば、国指定重要文化財の「黒漆金銅装神輿」は、雨乞神輿とも伝えられていて、お祭りの際は村々を渡御(とぎょ)のうえ、海辺で海中に担ぎ入れて祈願したりしていたそうで、昔の保存修理に際してその痕跡が見られたそうです。
※ 渡御(とぎょ)とはお神輿が巡行する・渡り移る意味です。
渡御は降雨が久しく日照り空の時に限られ、平年は海辺まで行かずに神社付近での祭典だったとあります。
明治時代を迎えてからは暦が太陽暦になり、また祭事などの法整備、地域の発展と共に度々改正が行われ、現在では海中にお神輿を担ぎ入れることはせず、神社より正面参道を抜けて、各町々辻々を子供神輿、稚児行列を従えてお練りの渡御が行われ神社に還御となっています。
長田まつりは神社の例祭である神幸祭(神輿渡御)がメインで、屋台など夜店がそんなに並ばないと聞きます。
しかし長田神社は最寄り駅から神社まで商店街が続いているので飲み食べしながら神幸祭を楽しんで見物できるでしょう。
長田まつりの日程
長田まつり自体は10月17日~19日の3日間です。
・10月17日「宵宮祭」
例祭の前夜祭で午後4時から行われます。
具体的には少ないながらも屋台などが立ち並び例祭前を祝うというもの。
というよりそもそも様々な暦では日没から新しい1日が始まると考えられてもいたので、前夜祭というより古代では午後4時から例祭が始まっていたのかもしれませんね。
・10月18日「例祭」
氏子崇敬者参列の下、御神徳を称え更なる御加護を願う年間を通じて最も重要な祭と言われています。
地元の方々のお力で毎年盛大に盛り上がる神輿巡行です。
・10月19日「氏子大祭」
上記3日間の開催です。
長田まつりへのアクセス方法
神戸市営地下鉄の長田駅から徒歩で約10分足らずでたどり着けます。
駅にも「長田駅 長田神社前」と書かれていますし電車内のアナウンスでも流れますのでわかりやすいですよ。
また駅から長田神社に行くまでの間にういろうで有名な「ういろや」や「ハラダのパン」があります。
さいごに
年に一度の例祭ですし神輿巡行は見たくてもなかなか見れるものではありません。
日程が合えばぜひ一目見物してください。
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