ふわふわーん。
やわらかーい。
大阪より西、阪神エリアは屈指の洋菓子激戦区と言われています。
そんな洋菓子の名店ぞろいの中、お土産に最適なクッキーを作っているお店があります。
それが「ケーキハウス・ツマガリ」。
今回はそのケーキの名店ツマガリのクッキーを紹介します。
Contents
西宮のケーキハウス・ツマガリ
西宮の甲陽園という地にツマガリの本店があります。
まず最初にツマガリの歴史とこだわりを紹介したいと思います。
ツマガリの歴史
兵庫県西宮市の甲陽園にある「ケーキハウス ツマガリ」
1987年、それまで勤務していた菓子店を退社して奥様と2人で甲陽園の地で創業。
津曲社長の名前がそのまま店名になってます。お店の名前は社長の苗字だったんですね。
元々は宮崎県出身で15歳の時に上京。
当初は洋菓子とまったく関係の無い運送会社の作業員として働き、その後知人の紹介で17歳に洋菓子店へ就職。
その後も26歳でスイスに行く経験をし、著名なお菓子屋さんで菓子職人として働いていたが、37歳のころに理想のお店を持つため独立、そしてツマガリを開業。
そして現在は売上高が20億円規模の会社まで急成長。
20億ですよ?普通の中小企業でもぜったいにあり得ない売上をたたき出しているのがツマガリなんです。
ツマガリは素材にこだわったお店
そんな会社規模にも関わらず出店している店舗は甲陽園の本店以外は百貨店のテナントのみ。
ツマガリのお菓子作りはゆっくり時間をかけて、最高の素材を選び抜いて、そして求めやすい価格帯で売るというスタイル。
またお菓子を彩る副素材もほとんどが自社で作っているほどのこだわりよう。
「忍耐力が才能を活かす根源だ」
というのが津曲社長の言葉だそうで、商売人ではなく本物の菓子職人なのでしょう。
阪神エリアにはいろいろな洋菓子の名店が点在していますが、ツマガリは素材にこだわり地元密着型の経営で成功したお店です。
ツマガリの技術力の高さ
現在ではヴィタメールと業務提携をしたりアンテノールなど複数のブランドを運営している会社で働いていた津曲社長が独立。
芦屋や苦楽園など周囲に洋菓子店が乱立している甲陽園に1987年にお店を構え、今では阪神エリアを代表する洋菓子の名店にまでなっています。
名店と成長した原動力の1つは、社長の人柄でしょう。
受賞歴を見ても、
2011年には厚生労働省より「卓越した技能者(現代の名工)」して表彰され、
2015年には「黄綬褒章(おうじゅほうしょう)」を受章。
2017年には第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」審査委員会特別賞を受賞。
※ 黄綬褒章(おうじゅほうしょう)は農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方に贈られる栄誉です。
これだけの経歴は人柄が良くないと受け取れません。
それに開業当時、夜道は危険だからといって明かりを照らすためにお店を夜中の12時まで開けていたとか。
また人柄だけではなく商品の質も他の追随を許さない。
原材料は一つ一つを厳選し、 アーモンドをシチリア、レーズンはチリ、干しバナナはガーナなど、素材にこだわっているため個々で仕入先が異なってます。
また バタークリームなら既製品を頼らずに北海道の十勝の原料からバターをつくったり、風味や香りを追求するためシナモンパウダーや粉糖まで自社でつくるほど。
ここまで徹底した本物へのこだわりが人気の理由です。
ツマガリのクッキーはお土産におすすめ?
そんな素材へのこだわりが魅力的なツマガリのお土産おすすめ商品はなんといってもクッキー!
ホームページにクッキーのコラムが掲載されているくらいこだわり抜いています。
味もさることながら香りも楽しんでもらえるように、1つ1つ梱包していて、
ツマガリ専用の乳酸菌を使って作られているオリジナルの発酵バターをふんだんに使ったクッキーは、本当に口に運ぶまえからごちそう感がただようレベル。
またお土産としておすすめするもう一つの理由が、生ケーキと違ってクッキーは日持ちすること。
手土産に持参しても相手方の都合で当日や翌日に食べる機会がない場合ももちろんありますよね。
クッキーだと30日ほどは持ちますので先方に迷惑をかける心配はありません。
ツマガリのクッキー
そんなツマガリのクッキーですが、ギフトに選ぼうにも何がおすすめか悩んでしまいますよね。
ここでは悩めるギフトチョイスに関してまず外れない選び方を紹介します!
やっぱり断然ギフトセットがお得!
オリジナルの発酵バターの香りが楽しめるツマガリのクッキー。
ギフトセットも種類が豊富でつい悩んでしまいます。
そこで簡単におすすめを紹介したいと思います。
3000円未満の価格帯からだと、
「スウォナーレ」…クッキー6枚:1242円(税込み)
「フォルトゥーナ」…クッキー8枚:1512円(税込み)
「リスペット」クッキー…12枚:1998円(税込み)
「甲陽園通り」クッキー…15枚:2160円(税込み)
と、4種類!
3000以上になると23枚~と大量になるので大家族もしくは職場などへの手土産に向いていると思いますが、
個人へのプレゼントだと6枚入りで十分でしょう。
4人家族なら15枚の甲陽園通り、友達夫婦なら8~12枚と選べば問題ないと思いますよ。
ちなみにスウォナーレ=遊び・フォルトゥーナ=幸福・リスペット=尊敬という意味だそうです。
買うクッキーが決まっているならフリーチョイスがおすすめ!
ツマガリのクッキーの中で、とくにすでに購入するクッキーが決まっている場合はクッキーフリーチョイスがおすすめ!
10箱(1566円)・20箱(2862円)・30箱(4212円)と箱を選んだらあとは入れるクッキーを選ぶだけ!
美味しかったあのクッキーを何枚も~誰々にあのクッキーを~喧嘩するから同じやつを~などなど。
自宅用にも手土産用にも使える万能ギフトです!
ツマガリのクッキーの特徴
ツマガリのクッキーの特徴は、とにかく軽いです!
食感が!
私の妻の実家では洋菓子が好きなのにも関わらず固い食感が苦手というけっこう難易度高めの好みだったことがありまして。
クッキーでも普通のクッキーだと固くて苦手だって。
いやいや普通のクッキーもおせんべい等と比べるとかなり柔らかいでしょう。と思ったのですが、苦手だそうで。
いつもシフォンケーキやマドレーヌなどを買って行ってました。
和菓子が苦手とか生クリームが苦手とかなら聞いた事あったんですが、クッキーなどが固いから苦手ってのは初めてでしたねぇ。。。
そんな時に職場の方から教えてもらったのが私のツマガリとの出会いでした。
本当に食感が軽い。しっかりしているのにポロって食べれる。
試しにお土産として持参していったらクッキーを好まない妻のご家族がその食感を絶賛していました。
食感だけではなく味も申し分ないんですが、この軽さは味わったことがありません。
素材の美味しさも相まって胸をはってお勧めできる手土産の品です。
ツマガリが買える店舗
そんなツマガリの購入する店舗ですが実店舗は阪神エリアの3店舗のみ になります。
甲陽園本店
住所:〒662-0015 兵庫県西宮市甲陽園本庄町6-38
連絡先:0120-221-071
営業時間:0830~1900
定休日:毎週水曜日・第1第3月曜日(祝日の場合は翌日が定休日)
最寄駅:阪急甲陽園駅から徒歩2分
ワンポイント:クッキーなど焼き菓子以外のフレッシュケーキ、ゼリー、シュークリームなどが食べられる唯一のお店!
大丸梅田店
住所:〒530-8202 大阪府大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店地下1階西
連絡先:06-6343-1231(代表番号)
営業時間:10:00~20:30(金・土は21:00まで)
定休日:元旦
最寄駅:JR大阪駅より徒歩1分
ワンポイント:大阪駅直結なので雨の日も濡れずに行けます!
大丸神戸店
住所:〒650-0037 兵庫県神戸市中央区明石町40 大丸神戸店地下1階
連絡先:078-331-8121(代表番号)
営業時間:10:00~20:00
定休日:元旦
最寄駅:JR元町駅(もしくは阪神元町駅)から徒歩3分程度
ワンポイント:地下1階のエスカレーターの正面!イベント時には行列も!
関西以外にお店を構えていないのはなぜ?
ツマガリはこの西宮の甲陽園・神戸の三ノ宮・大阪の梅田の3箇所しか店舗を構えていません。
これはなぜか。
これにはツマガリ社長の作りたてのおいしさと、甲陽園に対する強い想いが込められていました。
以下、サイトからの引用を紹介します。
できるだけ作りたてのおいしさを早く楽しんでいただきたい、という思いにあります。それは生菓子だけでなく、クッキーや焼菓子、チョコレートであっても同じこと。
お菓子は作りたてのフレッシュな状態が一番おいしいもの。東京までの物流や、そこから店頭に並べてお客様の手元に届くまでの時間を減らしたいという考えからです。
通販の場合は、もちろん配達時間はかかるものの、少しでも時間短縮になるよう作りたての商品を発送しています。
買ってもらう、食べてもらうからには作りたての美味しさをという想いが非常に強く伝わりますね。
たとえばクッキーであれば、乳酸菌の選別から携わったオリジナル発酵バターのぜいたくな香り。このバターは、焼くことでまろやかな香ばしさがフワッと香り立つのが特長的です。
小麦粉やシシリー産アーモンド、自社製ジャム・・・どれも豊かな風味をもつ素材ばかり。
クッキーを焼く工房の中は、いつも濃厚でしあわせな香りが充満しています。
そんな喜びのひとときをお届けしたいから、クッキーを個包装するビニール袋も、三層構造で密封できる特別なものを使っているのです。
香りを楽しんでもらいたい一心で特別な三重構造の袋で1つ1つ包装しているのはツマガリならではでしょうね。
「それなら、東京で作ればよいのでは?」そんなお誘いもいただくのですが、これも譲れないこだわりです。その理由は、レシピをいつも少しずつ進化させているから。
創業以来のロングセラーであっても、もっといい素材が見つかったり、もっとおいしくなるアイデアが浮かんだら、すぐに試してみます。
配合を変えては味見して「アーモンドをもう1%だけ増やそう」などと改良を加えるのが毎日のこと。
一定のレシピがあるようでないのがツマガリのお菓子づくり。遠く離れた場所に工房をもつことで、お菓子のおいしさに影響が出てしまっては意味がないので「作る場所は甲陽園本店だけ」と決めています。
作っているのは甲陽園本店のみだそう。そして常に創意工夫を凝らして美味しさを追及し続けているようです。
もうひとつ、一度に作る量が限られていることも、遠方に出店しない理由です。
季節限定のパイなら、当日の朝にパイ生地から手作業で。クッキーも、焼き上がり具合を一枚ずつ確認。
どのお菓子も、職人がていねいに手作りしています。
こだわっているのはほんのわずかな違いや感覚なので、お菓子の味が大きく変わるような話ではないのですが、そんな小さな心配りが積み重なってこそ「また食べたくなるおいしさ」「誰かを喜ばせたくなるお菓子」が生まれるのだと思います。
美味しさの理由がすべてここに書かれているようにも感じます。
だからこそ創業以来、現在までずっと人気が続いているのでしょうね。
オンラインショップ
そのため遠方に住んでいる場合はオンラインショップがおすすめです。
ツマガリ社長は「ワープ戦略」と呼んでいるのだとか。
お店で作られた商品が北海道まで勝手に飛んでいく、しかも今日作ったのが明日届くのでワープ戦略。
このオンラインの仕組みでツマガリが支払う発送の手数料が月500万~600万らしいんです!
毎月どれだけの商品がツマガリから全国に飛んでいるか、これだけでもわかりますね。
さいごに
クッキーが申し分ないレベルの一級品なのは紹介しましたが、実は数あるお菓子の中で創業当時からのロングセラー品があります。
それが「甲陽園の陽子さん」
引用元:https://shop.tsumagari.co.jp
メレンゲに生クリームとアーモンドをプラスして焼き上げた生地で、同じくアーモンドとヘーゼルナッツを加えたカラメルソースを挟んだふわっふわのお菓子。
ネットでも5個入から販売してますが、これはぜひ1度は食べてみてほしい名品ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。