夏の風物詩といえば花火大会。
全国津々浦々で盛大な花火が打ち上げられる夏のイベントはどこも多くの来場者で賑わいます。
兵庫県下でも神戸や川西、淡路など数千発規模の花火を堪能できる花火大会があります。
今回はその中の「加古川まつり花火大会」を紹介します。
Contents
加古川まつり花火大会の概要
花火大会の歴史
兵庫県下、神戸と姫路に挟まれた加古川市。
その加古川の夏の風物詩「加古川まつり花火大会」の歴史は古く、初めてまつりが行われたのは昭和28年まで遡ります。
その当時は「川まつり」という名称で始まり、時代の流れとともに市民相互の親睦を深め、市の発展を誓う「市民まつり」に衣替えしていきました。
もともとは清流加古川の恩恵に感謝をあげる目的だった「川まつり」。
そのお祭りが時代の流れとともに名称を「加古川まつり」に改め、川への感謝はそのまま、その美しい風土を背景に市民相互の親睦と連携の輪を広げていく「市民のまつり」になりました。
ちなみにこの加古川河川敷で打ち上げられる花火は東播磨随一の規模を誇っています。
花火大会の見どころ
加古川の花火大会は河川敷に約200もの露店が観客を迎え入れ、5000発の花火が加古川の夜空を彩ります。
そして花火は360度どの方向からも楽しめ、水面を照らす光と響き渡る音は加古川花火大会ならではです。
きっとこの夏の忘れられない思い出になるでしょう。
花火大会の日程
令和2年は開催無しだそうです!
当初は東京オリンピックの開催と重なるので延期(中止)となったみたいですね。
結局東京オリンピック自体が延期になりましたが。
令和3年に期待しましょう!
問い合わせ先
加古川まつり実行委員会事務局
tel:079-424-2190
当日の天気が芳しくない場合は一度確認してから向かうことをおすすめします。
花火大会のおすすめ観覧スポット
ここでは花火を観覧するにあたってのオススメスポットを紹介します。
その前に花火の打ち上げ場所の紹介です。
打ち上げ場所はどこ?
毎年打ち上げ場所は加古川「水管橋」北側。
水管橋は昭和55年に完成した工業用水を送るための水管が通っており、普段は上が歩道橋となっているので歩けます。
周囲に遮るものがないこの橋周辺で花火が打ち上がるため、360度どの方向からも観ることができます。
また鮮やかなアーチ型をしてますので昼間に訪れてその独特な景観を楽しんでから夜の花火を満喫するのもおすすめですよ。
穴場スポットはあるのか?
花火大会でよく検索されるのが「穴場スポット」
穴場スポットが何を差しているかにもよります。
1:有料席以外で花火が観える場所
2:人が少なくゆっくり観える場所
主にこれくらいでしょうか。
1の場合だと穴場スポットはいくつもあるでしょう。
なんせ周囲360度どこからも花火が見える加古川ですから、よっぽどの建物の後ろじゃなければ観えます。
問題は2の方。
もし「人が少なくてゆっくり見える場所」を求めて穴場スポットを探してるなら、まず見つからないでしょう。
けっこうネットでも穴場スポットが載っています。
加古川の花火大会だとよく出てるのが
加古川バイパス
加古川橋
日岡山公園
その他、しまむらやイオンタウンの駐車場とか書かれてたり。
絶対に人が多いです。
不特定多数が閲覧できるネット、または観光雑誌とかにおすすめ穴場スポットと書かれてるのって導かれるように多くの観光客がそこに来ますから。
ましてや店舗の駐車場が穴場スポットなんて、お買い物もせず花火を観終えるまで駐車してるなんてお店の人からしたら迷惑以外ないでしょう。
ですので、穴場スポットがあるかどうかでいうと、本当の穴場スポットは「ネット上」には絶対に載らないでしょう。
逆に載っている時点で避けるべきだと思います。
ただそれでもどこがオススメかというと、個人的には日岡山公園でしょうか。
日岡山公園は会場から1kmくらいの距離ですし、春にはお花見スポットにもなる広大な敷地を有していますのでまだ人がそこまで多くないと思いますよ。
有料席はオススメか?
有料席はオススメです。
有料席は場所も席数も決まっています。
席数が決まっているということはそれ以上の人がまわりに居ないということなので、ごった返すことなく花火を堪能できます。
お茶の提供に専用トイレもあるのでエリアから出ることもなく楽しめます。
【定員】800席
【費用】1,000円
【販売期間】7月1日(日)〜8月4日(土)
【販売場所】セブンイレブン・ローソンの各店舗
【注意点】全席自由席。当日販売無し。予約枚数に達した時点で販売終了も有り。
あと3歳未満のお子さんの場合は保護者の膝上に座ってもらう形だと無料とのこと。
有料席1000円ってかなり安い方だと思うんですけどね。
よそを悪く言う気はありませんが1席3000円台とかざらな花火大会の席が1000円なんてかなりお買い得だと思います。
自由席ですけど定数以上の人がくることもなく、みんな座ってるので足が疲れた前が見えない等の花火大会でよくある悩みがなく楽しめるのが1000円で手に入るならオススメでしょう。
ただ、800席しかないので売り切れる可能性が高いですね。
売り切れてしまったら屋台巡りをしながら花火を楽しむか、日岡山公園がオススメですかねぇ。
花火大会の楽しみ方
ここでは加古川まつりの楽しみ方を紹介します。
屋台の数や買い物の注意点は?
加古川まつりの屋台の数は会場となる加古川河川敷付近で210ほど。
ただこういうお祭りの場合周辺のお店も店頭で飲み物食べ物を販売するケースもあるのでより多くの屋台が並ぶイメージです。
様々なお店が並ぶ反面、多くの人が集まるお祭りの場合は故意ではないにしろぶつかって食べ物飲み物が他人の洋服や浴衣を汚す可能性がありますので食べ歩き飲み歩きには充分注意しましょう。
またこちらが注意していても不注意にぶつかられて汚されるケースもありますので着ていく服装は家で洗濯できる服で行くのが理想ですね。
年に一度の花火大会なので甚兵衛や浴衣を着ていく方もいらっしゃるでしょうが、その場合も万一汚れたことを想定して洗い方を調べてから行く方が無難でしょうね。
持参した方がいいものは?
持参した方がいいものはまず「タオル」
いくら夜とはいえ夏なのでジメジメするでしょう。
また多くの人が密集しているので湿度がはんぱない可能性あり。そうなったら不快感もはんぱない。
とりあえず汗を拭うタオル等は用意する方がいいです。
デートの場合はそのタオルもオシャレなのをわざわざ用意していくとモテ感アップだと思いますよ。
他に「飲み物」
屋台でも飲み物を売っていますが、こういうお祭りの時の飲み物は大概お値段が高いです。
生ビールやミックスジュースなどフレッシュ感を感じる飲み物を楽しめるメリットはありますが、喉の乾きを潤すお茶や水は用意して行く方が節約になります。常温になりますがね。
また「ティッシュ」に「ビニール袋」
ティッシュは手が汚れた時に、ビニール袋は食べ歩いている時に必ず出来るゴミを入れる用です。
共にカバンの中に入れててもかさばりにくいですし、ティッシュはいくらあっても困らないでしょう。
ビニール袋は、「ゴミ箱がどうせあるから…」という声もあったりするのですが、そのゴミ箱が見つかるまでソースまみれの竹串などを持ってたら汚れますよ。
ちなみに余談ですがお祭りの際のゴミ箱って少し時間がたつともう一杯で溢れかえってますね。ゴミ箱に入れるというより、…乗せるって感じ?
電車の時間や最寄り駅は?
出典元:kako-navi.jp/
電車で行く場合の最寄り駅はJRの加古川駅。
大阪駅より西側。東京方面からだと、新幹線で新大阪駅ー新神戸駅ー西明石駅で下車して在来線で姫路方面に向かう形ですね。
九州方面だと広島駅ー岡山駅ー姫路駅で下車、在来線で神戸・大阪方面に乗り換えるとたどり着けます。
ちなみに加古川駅は「新快速」という、まるで特急のように速い在来線が停車しますので利用したらめっちゃ速いです。
会場は加古川河川敷緑地。
加古川駅から徒歩で15分強ですかね?グーグルマップだともうちょっとかかる計算なのかな?
また帰りは花火終了後に大半の観覧客が駅に向かいます。
同時に屋台なども片付けが始まるのでちょっと難しいですが、少し立ち寄ったりして時間をずらす方が良いでしょうね。
車で行くのはオススメか?
車で行くのはオススメしません。
まず交通規制がかかります。
地元の人なら規制がかかっても○○の道を曲がると向こうに行けるなど分かりますが、交通規制はどこがどう規制がかかるか、その場合のルートがどうか分かりにくいものです。
また通行止めじゃなくても車線規制で1台ずつしか通れなくなっていたり、結果、例外無く大渋滞に巻き込まれます。
そして一番の問題が駐車場。
規制エリア内の駐車場は入出庫できませんし、のこっている駐車場も多くの来場者でほぼほぼ満車になっているケースが多い。
結果どこかに停めることもできず渋滞に巻き込まれるという…そしてそういう車が多いので動かない渋滞の中で花火を観るケースに。
運良く駐車場に停めれてもおそらく帰りはかなり時間をとられるでしょう。
以上をふまえてオススメできませんので個人的には電車利用がオススメです。
さいごに
花火大会自体は全国にいくつもありますが、各地域の花火大会は年に1度だけ。
そんな花火大会をより優雅に楽しむためにいろいろ用意されると思いますが、素敵な夜になるといいですね。
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