日本最古の温泉とも呼ばれる神戸の有馬温泉。
都市部から日帰りで行ける距離にもある有馬温泉には有名な2つの温泉があります。
にごり湯の赤湯で有名な「金泉」と、対して無色の「銀泉 」
今回は透き通るようなスッキリ透明な銀の湯を紹介します。
ちなみに金泉はこちらの記事で紹介しています!よかったら読んでください!
有馬温泉の金の湯!効果効能やアクセス方法、営業時間をご紹介!
Contents
無色透明、有馬の銀泉
有馬温泉といえば赤い温泉と言われるほど金泉は有名です。
あれは湯の中の鉄分が酸素にふれたことによって赤色になり、あまりにもにごっているので湯船に浸かったら沈めた足が見えないほどになります。
そんな金泉は「含鉄塩化物泉」
「鉄を含んで」いるので空気に触れて酸化(赤く)なるのであのような色になるんですね。
有馬温泉で噴出している温泉は含鉄塩化物泉に「炭酸水素塩泉」、そして「放射能泉」などが含まれています。
放射能と聞くと怖いイメージがありますが別名ラジウム泉(ラドン泉)と呼ばれ、ラジウムは常温で気体になるため湧出後は空気中に飛び散るため無害です。
有馬の銀泉は金泉と呼ばれる「含鉄塩化物泉」以外の湯を差して呼ばれており、公共施設の銀の湯で使われている湯も、
炭酸泉と放射能泉(ラジウム泉)の混合が使われています。
温泉の違いもあり湯上がり時は皮膚がすべすべになる金泉とは違ってさっぱりとした爽快感が味わえ、銀の湯ではジャグジーなどの設備も整っています。
銀泉の効果
銀泉の効能としては、
・神経痛
・筋肉痛
・運動麻痺
・間接のこわばり
・うちみ
・くじき
・病後回復期、疲労回復
・健康増進
…とまぁ、基本的に温泉の効果効能はよく見るものがならびますが、
改めて炭酸泉と放射能泉の特徴だけ選んでみます。
炭酸泉
炭酸泉(二酸化炭素泉)の効果として、
毛細血管や動脈を拡張し血液の循環を良くするため体を温め、冷え性や疲労回復に効果があります。
そのため体の自然治癒を高め切り傷や神経痛にも効果があり、また心臓の拍動を増やさなくても血液の循環が良くなるため高血圧や動脈硬化を和らげる特徴もあります。
飲用することで胃腸の粘膜の働きを良くするため食欲を増加させ便秘や消化器病にもこうかがあります。
利尿効果もあるみたいですね。おなかを下しているときは逆効果になるので控える方が良いでしょう。
ちなみに有馬温泉で売っている炭酸せんべいはこの炭酸泉の湯を使って作られているそうです。
炭酸泉が湧き出る公園もあるし、そこで飲用することもできますからよかったら飲んでみてくださいね。
これが炭酸泉が湧き出る「炭酸泉源公園」です。名前そのままですね。
湧き出ている炭酸泉はそのまま飲むことができて、すこし鉄っぽい味。
実は阪神淡路大震災が起こる前は今よりも濃厚で味が濃くもっともっと鉄の味がしていたそうです。
放射能泉
そして放射能泉(ラジウム泉)の効果ですが、
まずラジウムはすぐ気体になり、吸引や飲用しても呼吸ですぐ体外に出るため体に害がないと言われています。
もっとも万が一体に有害だった場合、有馬の地に住んでいる方々や愛用した豊臣秀吉が健康でいるはずないですし。
そんな放射能泉の効果は腎機能の改善、鎮静作用があるので神経痛、リューマチ、自律神経過敏状態などに効果があり、
痛風にも効きます。
その他さまざまな病にも効果があると言われており、放射能泉の特徴として「万病の湯」とも言われます。
薬効の効率が最も高く、数が少ない貴重な温泉でもある放射能泉が有馬の銀泉に使われています。
銀の湯への店舗情報やアクセス方法
住所:神戸市北区有馬町1039-1
連絡先:078-904-0256
営業時間:09:00~21:00
定休日:毎月第1・第3火曜日
駐車場:なし
金の湯は第2、第4火曜日が定休日なので、火曜日に来るとどちらか一方が入浴できない可能性が出てきます。
火曜日以外に来る方が良いでしょう。
ちなみに入浴料は以下の通り。
入浴料
中学生以上:550円
小学生:290円
幼児:無料
金の湯・銀の湯両方の2館券:850円
2館券プラス太閤の湯の史料館券:1000円
お得な2館チケットもあるので銀の湯まで来たのなら絶対に金の湯も入る方がお得です。
ちなみに史料館は、興味があればどうぞ。有馬温泉の歴史が学べますよ。
銀の湯へのアクセス
それでは銀の湯までの行き方を紹介します。まずは金の湯まで向かいます。
・「有馬玩具博物館」と「金の湯」の間を進む。ゆるやかな坂道。
・そのまま「ありまや」の前を通りすぎて細い道を進んで行く。
・お肉屋さんの「竹中肉店」と佃煮屋さんの「川上商店」まで来ると右、左、前と分かれ道になる。
・分かれ道をそのまま前の道を進む。
・右に小さい赤い鳥居が見えてきて、タバコ屋さんが見えたら一つ奥の道を右に曲がる。
・右側に「グリル六甲」というレストランが見えたら右に曲がる。
・ようやく左側に「銀の湯」発見
最寄りの有馬温泉駅から金の湯まで徒歩5〜8分もあれば着くと思いますが、銀の湯はそこからプラス5分程度を考えている方が良いでしょう。
しかもゆるやかな坂道。真夏日だとちょっと辛いかもです。
有馬温泉駅から金の湯までの道のりと比べて細い道が入り組んで本当に迷子になりそうです。
しかし温泉街らしくお土産屋さんがところどころにあったりするので温泉情緒を感じながら向かうのも良いかもしれません。
もしどうしても分からない場合は奥の手を使いましょう。
「銀の湯ってどう行くんですか?」
まとめ
銀の湯に向かう時にあったグリル六甲を右じゃなくて左に曲がってすぐに炭酸泉源広場という公園があって、
そこでは銀の湯に引かれている炭酸泉を飲む事ができます。
せっかく銀の湯まで来たのならぜひ飲んで行くのが良いでしょう。
湧いている天然の炭酸温泉はここでしか飲めませんから。
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